アメリカの算数・数学の違いとは? 対策方法についても解説

アメリカの算数・数学教育では、電卓を使うところ内容が広く浅いところが日本とは主に異なります。

そのため、日本のテストを受けるとそのギャップで思った結果が出ないことがあります。

また、日本においても本格的な受験をする際は学校だけの学習では足りず、塾や予備校で学習することが多いです。
ですので、海外にいる場合はなおさら対策をしっかりする必要があります。
さらに、今後ますます教育や入試における数学の重要度が上がっていくため、数学の対策は非常に大切です。

しかし、

「どんな対策をしたらいいかわからない」

という方もいるはずです。

今回はアメリカと日本での算数・数学教育の違い、日本の算数・数学の勉強方法について徹底解説していきます。

海外で日本の数学の対策をしたい方、算数・数学の勉強法だけ知りたいという方も、ぜひお読みください!

目次

日本の数学のテストは慣れていないと難しい

最初に書いたように、アメリカの算数・数学教育と日本のそれとの大きな違いは主に2つあります。

  1. 電卓を使う (ほとんど手計算をしない)
  2. 内容は広く浅い (高学年で日本よりも進度が早い単元もあるが、表面的な学習で終わる)

その結果、日本のテストを受けると計算ミスが多く、少し難しい問題には全く手が出なくなります
わかった気になって実際は定着していない、という状態です。

現地校で算数・数学の成績が良くても、日本の試験だと難しいと感じてしまう可能性があります。
特に入試における数学の重要度は高まっています。英語だけできても数学が弱点となってしまうと、どの段階での入試でも不利になってしまいます。

そのため、早い段階からの対策や勉強方法の工夫が必要です。
早速見ていきましょう。

今すぐできる勉強の工夫

図は定規を使って、字や数字は丁寧に

基本のことですが、やはり大事なことです。
図は定規を使ってきれいに書きましょう。フリーハンドは、定規できれいに書けてからで十分です。

また、字や数字は大きく丁寧に書きましょう。
日本の数学の入試やテストでは基本的に電卓は使いません。自分の書いた数式が「0か6かaか分からない」ようでは、読み間違えて計算ミスになりますし、採点者が読めなければ点数になりません。
普段から誰にでもわかる字で書くことを心がけましょう。

間違った問題の解き直しをしっかりと

間違えた問題番号には印をつけ、自分の弱点を素直に受け入れて赤ペンで正しく直しましょう
消しゴムを使って間違えた答えを消して正しい答えに書き直し赤ペンで◯をつけるのでは次のステップには進めません。
間違いを残しておくことで、自分がなぜ間違えたのかを根本的に理解しましょう。そうすることで、同じ間違いを繰り返しにくくなります。

そして、答えを書くだけでなく、自分でもう一度解きましょう。
特に、時間をおいてからも解き直すことで本当に理解できているのか確認することができます。

解説を読んでもわからない時は、先生や友人に必ず聞いてください。
「わからないことをためない」ことが1番大事です。

「解き直しノート」を作る

テストや入試過去問は、「解き直しノート」を準備しましょう。
間違った問題を解説と一緒に切り貼りし、自分用の問題集を作るものです。
問題を左ページ、解説を右ページにすると答えを見ずに解き直せるのでおすすめです。

特に、テスト前に解き直すことで、本番ではきちんと解けるようになります。

さらに、間違えた原因がケアレスミスの場合は「ケアレスミスリスト」を作りましょう。
「わかっているのに得点が取れない」というケアレスミスが多いと、実力があっても合格できなくなってしまいます。
自分がしがちなミスは箇条書きでいいので、ノートにつけておきましょう。
テスト前などに見ることで、気をつけようと意識することができます。

勉強方法を工夫して、日本のテストもできるように!

日本の算数・数学や勉強方法について詳しく知ることはできましたか?

問題の傾向に合った勉強方法をすることで、テストや入試でも良い点数を取ることができます。

今回取り上げたことをぜひご自分の勉強方法にも取り入れ、志望校合格へと繋げてください!

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