【効率的な勉強法】やる気を出す、課題やスキマを使う、ミスを防ぐ方法

「勉強をしなくちゃ」

こう思っている帰国生の方は多いのではないでしょうか。

しかし、

「何から始めていいのかわからない」
「自分の今の勉強方法って合ってるのかな」
「効率的な勉強方法を知りたい」
「そもそもやる気が出ない……」

という方は多いのではないでしょうか。

勉強をしなきゃいけない、と漠然には思っているけど、何をしたらいいのかわからない。
やるなら効果的な勉強方法を知りたい。
そんな思いが少しでもある方は、ぜひ一度お読みください!

帰国生入試を受験予定の小学生、中学生、高校生に役に立つ内容になっています。
受験生の方にも、まだ受験生でない方もぜひ読んでください。
目標の立て方から、スキマ時間の使い方、具体的な勉強方法まで。
一緒に確認していきましょう!

目次

目標は疑問形で立てる

目標を立てることでゴールが明確になり、逆算して効率的に勉強をすることができます。

そんな目標ですが、疑問形で立てるようにしましょう。

つまり、

「~ができるようになる」→「私は~ができるようになるのか?」
「~を毎日行う」→「自分は~を毎日行うことができるのか?」
「~を達成する」→「僕は~を達成するのか?」

というような具合です。

疑問形にすることで、その目標を達成するために具体的に何をすればよいか、自問自答が始まります。
そうすると、目標へのステップが明確になります。
自然とゴールまでのスモールステップが立てられるのです。

これを行う際、注意することがあります。

それは、ネガティブな側面も一緒に考えておくことです。

例えば、「毎日2時間勉強するだろうか?」という目標を立てた時に、
「本当にできるだろうか? さぼってしまわないか?」
といったことも考えるのです。

そうすることで、達成の難しい無茶な目標を立てることなく、自分がぎりぎり達成できそうな目標を立てることができます。

目標が達成できないと、ネガティブな気持ちになってしまうかもしれません。
目標を立てる時は、疑問形で、ぎりぎり達成できそうな目標を設定しましょう。

やる気スイッチは「とりあえず1問解く」でオン!

やる気スイッチは脳の側坐核(そくざかく)にあります。

側坐核を刺激するとやる気のもとである、ドーパミンが放出されます。
側坐核を刺激するには、とにかく動くことが効果的です。

つまり、

「この量が1日で終わるわけない」
「何時になってから始めよう」
「やりたくない…」

と、うだうだする前に、

とりあえず1問解いてみよう

といった意識がやる気スイッチを引き出す元になります。

モチベーションが上がるのを待つのではなく、自分でモチベーションを上げていきましょう。

さらに、目標報酬があるとドーパミンの分泌が活発になります。
ドーパミンは側坐核の近くにある線条体に結びつくことで快感に変わるので、「勉強が楽しい」状態を作ることができます。

どうせやるなら、楽しく勉強をしましょう。

課題を使った勉強法

小6や中3の受験期に入ると、やらないといけないことが多くなり、課題の管理がうまくできないことがあります。
学校の宿題、塾の課題……何をしているのかわかならくなっていまう状態は、非常にまずいです。

また、「学校の課題が勉強の邪魔!」と思っている方もいるのではないでしょうか。

ここでは課題の管理方法や活用方法を紹介します。
管理方法については、「ToDoリスト」などを使う方法もありますが、今回はそうした管理が苦手な方向けの方法をご紹介いたします。

3つのファイルを用意

まず、親に渡す書類」「未完成の課題」「終了した課題用のファイルをそれぞれ用意しましょう。

「親に渡す書類」は帰宅後すぐに保護者に渡します。

②机に座ったらすぐに「未完成の課題」に取り組みます。

③課題が終わったら「終了した課題」のファイルに入れます。
そうすることで紛失の心配がなくなります。

課題用のファイルは中身が科目ごとに仕切りで分けられていると望ましいです。
テキストから課題が出た場合はルーズリーフなどの紙に「○○p.65-p.70」のように書き、ファイルに入れても良いでしょう。

とにかく、「未完成の課題」にすぐ取り組むようにしてください。

課題はすぐにやる

課題は終了期限を設けることなく、すぐに」やりましょう

期限を決めてカレンダーに書いても、直前に気づくと焦るだけになってしまいます。
基本はもらった日、または翌日には取り組むと良いです。

ポイントは、課題を溜め込まないことです。

「期限に余裕がある」と思って手をつけないと、他の課題が追加されたり、急な用事が入ったりしてどんどん溜まっていってしまう、なんてことになり兼ねません。

課題が溜まってしまうと質のいい学習ができません。
課題はもらったその日に取り組むようにしましょう。

復習に活用

課題の管理ができるようになると、

「この課題はたくさん間違えたから、理解できていない」
「ここはもう大丈夫」

など、考える余裕ができてきます。

こうした考えは、復習に活用できます。

あまりできなかった課題をもう一度解いて、それでもできなかったものはメモしておくのです。
ルーズリーフに書いて「復習用ファイル」に入れておくのも良いでしょう。

こうすることで、膨大な課題が自分にとっての苦手分野を洗い出す学習に変わります。

大まかな勉強法ではありますが、めんどくさがり屋な方にとっては合理的な方法です。
ぜひ一度やってみてください。

ケアレスミスを防ぐにはテストを想定した勉強を

ケアレスミスを防ぐには工夫と努力が必要です。

そもそも、ケアレスミスとは「不注意によって起こされる間違い」のことです。

つまり、「注意していれば防げる間違い」なのです。

まずは、課題に取り組む段階からテストを想定した動きが必要です。
具体的には、

  • 途中式を丁寧に書く
  • 図表にまとめる
  • 移項や通分の見直し
  • 国語や英語の問いにおいて、対応する形で答えられているかの見直し
    (文末表現が合っているか、問いの趣旨からずれていないか)

などが挙げられます。

普段は作業的に勉強をして、テストの時だけ気をつけて、「気をつけているのにミスしちゃう」となっていないでしょうか?
普段からの積み重ねこそ、本番でも効果を発揮します。

高得点を取り続ける方は、こうしたケアレスミスがありません。
「点を取り切る力」が強いのです。

また、ミスの傾向は人によって異なります。
ミスの傾向を自分で把握しましょう。

自分のミスを傾向を知っていると、問題を解く時に「ここはよく間違えるやつだから見直しまでしっかりやろう」と対策ができます。

ケアレスミスを防ぐことを日頃から意識して勉強しましょう。

弱い分野も勉強

高得点を取る方は弱い分野がとても少ないです。
好きな科目や単元を集中して勉強するのではなく、まんべんなく勉強をしています。

まずは課題や試験、模試などの結果から自分の苦手な分野を明確にするところから始めてください。
そして、その分野や問題について質問や復習をしたり、得意分野よりも勉強量を増やしたりしましょう。

弱点は着実になくします。

得意・不得意の差が大きい、先ほど挙げたケアレスミスが多いということだと、調子によっては高得点をとれても、ハマらないとがっかりしてしまう点数になります。

いつでも安定して実力を発揮できるような勉強を心がけましょう。

苦手科目やスキマ時間はアプリで勉強という方法も

苦手科目の勉強は、自分が「やりやすい」「続けやすい」「できそう」と思えるものから始めることをお勧めします。

さらにスキマ時間の勉強も、手軽にできるものがお勧めです。

例えば英語の学習でしたら英単語アプリが良いでしょう。
「mikan」や「ターゲットの友」など、用途やレベルにあったアプリを選んでください。

紙媒体だとなかなか進まない英単語の勉強も、アプリだと暇つぶし感覚で手軽に学習ができます。

古典の単語や理科や社会の用語なども同じようにやってみましょう。
もちろん、紙の単語帳が合っている方はそちらを使うようにしてください。

他にも英文を聞いたり、長めのスキマ時間があれば、苦手な範囲の参考書を少し読んだり、勉強動画を見たりするのもお勧めです。

スキマ時間ができたら何をするか事前に決めておけば、悩まずに取りかかることができます。

さらに通学時間など、あらかじめわかるスキマ時間は把握しておくようにしましょう。
ぼーっとする時間がなくなり、効率よく学習を進めることができます。

もちろん、アプリだけでは細かいところが曖昧になってしまうので、紙媒体の座学も大切です。
書くことで得られることはたくさんあります。
アプリに慣れてきたらそれをノートにまとめていったり、関連テキストをやったりしてみましょう。

単語に触れる回数が多くなると記憶の定着にもつながります。

音楽を聴きながら勉強するのは時と場合による

5つほどの論文を読んでみると、音楽を聴きながらの勉強には以下の効果があるそうです。

  • 深くて速い、正確な思考を妨げるBGMはNG
  • テンポの速い曲は計算ミスが多くなる
  • 作業では良い感情が生まれる

よって、受験勉強においては「なし」、家で工作やノートを綺麗にまとめるなどの作業をする場合は「あり」ということになります。

つまり塾では聴かない方が良さそうです。
また、試験の本番は音楽がかからないので、その状況にも慣れておくと良いでしょう。

小さなことから習慣化

新しい勉強方法をいきなり習慣化させることは至難の業です。
行動の多くは習慣化しています。新しいことを始めようとしても脳は変化を嫌うため、相当の意志の力が必要になるのです。

しかし、新しいことが続けば、今度はそれが習慣化し、半ば自動的に行うことができるようになります。

ですので、まずは小さなことから習慣化できるように始めてみましょう!

今何をするべきか考えた時、いつもよりも少しだけ大変かもしれないことに取り組んでみてください。
その小さな選択の結果が、より良い未来につながります。

自分に合った勉強方法で目標を達成!

勉強方法について詳しく知ることはできましたか?

少し工夫するだけでも、いつもの勉強をより効果的な勉強に変えることができます。

これを読んだ方は、とりあえず1問解いてみてください。

この小さな選択が、きっとあなたの目標達成につながります。

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