入試直前は誰でも焦りや不安があるものでしょう。
特に帰国生入試は日程が早めなので、気持ちが作れないこともあるかもしれません。
しかし、
「前日って何をしたらいいの?」
「勉強以外で何を準備するべき?」
「何日前から準備を始める?」
と疑問に思っている方もいらっしゃいませんか?
直前に焦ってしまい実力を発揮できない……というようなことにならないよう、この記事では入試直前にしておくべきことを解説します。
落ち着いて本番を迎えるためにも一緒に確認していきましょう。
余裕を持って入試に挑みたいという方は、ぜひ一度お読みください!
出願書類は早めに準備
帰国生入試の出願は一般入試よりも早めであることが多いです。
海外の学校は7月、8月は夏休みになり、先生と連絡がつきにくくなる可能性があります。
必要な書類は帰国前に、早めに準備をしましょう。
主に必要となる書類は以下の通りです。
- 卒業証明書
- 成績証明書
- 在籍期間証明書
学校によっては、推薦状、活動内容証明書が必要な場合もあります。
帰国直前に焦らないためにも、何が必要なのか確認をして早めに準備をしましょう。
やることリストを作ろう
受験が近づいてくると気持ちばかりが焦り、何から取り組んでいいのかわからなくなってしまうことがあります。
そうなる前に、少し立ち止まって「やることリスト」を作ってみましょう。
- メモ用紙に箇条書きで具体的に「やること」を書き出す
- 簡単に片づけられるものは一気に片づける
- 終わったものはどんどん線を引く
5分から10分程度で作ってみましょう。
やることを「見える化」することで、ぼんやり状態から抜け出すことができます。
課題に取り組むときは目の前の課題に集中しましょう。
特別なことをする必要はありません。
何から手をつけていいかわからないときには、ぜひ「やることリスト」を作ってみてください。
また、スケジュール表も併せて作ることをお勧めします。
- 出願開始日・締切日時
- 入試日・集合時間(会場)
- 合格発表日時
- 入学手続き開始日・締切日時
これらを受験校ごとに書き出しましょう。
学校や日程を混同しないためにも一度整理をしてください。
受験校に合格できても、入学手続きを忘れていたら入学できません。
慌てないためにも、スケジュール表を作ることもお勧めします。
会場の場所確認
受験する会場の場所を確認しておきましょう。
地図で確認するだけでなく、一度行ってみた方が安心できます。
ホームから改札口までの距離や、バスの混雑具合など、行ってみないとわからないこともあります。
特に大都市の場合は駅が広かったり、路線が複雑だったりして、迷う可能性もあります。
何かあったときのためにも会場までのルートを複数考えておくことも大事です。
さらに、もしものときのためにもタクシー代として当日はお金を多めに持っておくことをお勧めします。
ケアレスミス・リストを勉強時に作成
自分がしがちなミスを確認する「ケアレスミス・リスト」を作りましょう。
「わかっているのに得点が取れない」というケアレスミスが多いと、実力があっても合格できなくなってしまいます。
自分がしがちなミスを箇条書きで良いのでノートに教科別につけておきましょう。
例えば国語の場合、
- 「『~こと。』で答えるところを、理由の『~から。』で答えた」
- 「書き抜き問題で漢字を間違えた / カタカナの言葉をひらがなで書いた」
などです。
簡単にで良いので書きましょう。
テスト直前に確認すると安心して臨むことができます。
睡眠サイクルの調整を
睡眠サイクルは1日30分ずつの変更
睡眠のサイクルは1日30分ずつしか変えられないと言われています。
たとえば、「2時間早く起きたい」という場合は「4日間」かけて調整してください。
一般的には7-8時間の睡眠が必要だと言われています。
しかし、最適な睡眠時間は人によって異なります。
自分に合った睡眠時間を見つけてください。
普段の起床時間と当日の起床時間が大きく異なる人は、早めに睡眠サイクルを調整をしましょう。
当日は2-3時間前に起床
当日は入試開始時間の2-3時間前には起きましょう。
脳がきちんと機能した状態で試験を受けることが重要です。
この起床時間を参考に、睡眠サイクルを決めてみましょう。
緊張して眠れないときはホットミルクを
牛乳にはトリプトファンという物質が含まれています。
この物質は精神をリラックスさせる効果があるため、就寝前にホットミルクを飲むと眠りやすいというデータがあります。
「大事な日の前は緊張でよく眠れない」という方はあらかじめ手を打っておきましょう。
あらかじめ自分に合う方法を
物事には合う・合わないがあります。
試験前夜、眠れないからといって急に眠れる方法を試しても役に立たないかもしれません。
特に、睡眠サイクルはいきなりは変えづらいものです。
余裕を持って最適な睡眠サイクルを作るようにしましょう。
あらかじめ自分に合う方法、睡眠サイクルを確かめてみてください。
当日は眠くならず胃もたれしない食べ物を
当日は食べたあとに眠くならず、集中力が続くものを食べましょう。
ですので、日頃の食事や模試のときの食事を覚えておき、自分に合う食事を取ってください。
当日と同じようなスケジュールで行う模試の際は、当日と同じ食事を取ることをお勧めします。
入試に「勝つ」ということで「豚カツ」でも良いですが、胃もたれしてしまっては良くありません。
当日は胃もたれのしないものを口にしましょう。
受験会場には1時間前に到着
当日は1時間前くらいには受験会場に着くようにしましょう。
余裕を持って時間設定をすることで、何かハプニングが起きてしまったときも冷静に対処することができます。
駅で道に迷ったり、電車に乗り間違えたり、交通機関が遅延したりするなど、アクシデントがあることもあります。
トラブルが起きても大丈夫なよう、早めに会場へ向かってください。
交通機関の遅れによって遅刻しそうな場合、すぐに学校へ連絡できるよう連絡先の確認もしておきましょう。
また、万が一タクシーを使うことになってもいいよう、お金を多めに持つこともお勧めします。
もし予想外のことが起こってしまっても、焦らず落ち着いて対処することを心がけてください。
そのためにも、準備をしっかりしましょう。
当日の勉強は復習を
当日は記憶の喚起ができ、得点に直結する復習内容が良いです。
新しい問題など、脳が疲労するような勉強を避けましょう。
算数・数学の場合、苦手な公式や間違えてしまった頻出の問題などで記憶をリフレッシュさせましょう。
解き方がわかって、正答の確率が上がります。
英語の場合、今まで何度も間違えた文法問題や、単語・熟語が良いでしょう。
また、先ほど紹介した「ケアレスミス・リスト」を直前に見てケアレスミスを防ぎましょう。
事前に当日確認する範囲を決めておくこともおすすめです。
落ち着いて勉強することができます。
少しの工夫で本番に実力を発揮!
入試直前にするべきことについて詳しく知れましたでしょうか?
少しの工夫をすることで、試験当日のパフォーマンスは大きく上がります。
今までの努力が報われるためにも、早めに準備を行いましょう。
落ち着いて受験に挑み、ぜひ志望校合格へと繋げてください!